ものの考え方について、「私が物事を否定的にみてしまうのは、もともとの性格で、生まれつきだから仕方がない」と思い込むのは間違いである。
そのネガティブ思考、マイナス思考は、単なる習慣であり、思考回路のクセにすぎない。そして、そのクセは「マイナスの自己暗示」によって生じることが多い。
たとえば、受験に一度失敗した浪人生には、「また落ちるのでは?」という不安感から、「どうせ自分はバカだから」「また落ちそうだ」といった言葉を繰り返し、どんどんマイナスの自己暗示をかけてしまう人がいる。そして本当にやる気を失い、本当に落ちてしまうのだ。
同じ自己暗示をかけるなら、もちろんポジティブな自己暗示をかけたほうが、よほどいい。その方法として、フランスのクエ博士が開発した「クエイズム」という精神療法が、ひとつのヒントになるかもしれない。
クエ博士は、自己暗示の効果をあげるコツとして、「マイナス言葉の省略」を挙げている。
たとえば、「痛みは消える、痛みは消える。痛みは消える」と繰り返し唱えるより、「痛み」という言葉をできるだけ使わずに、「痛みは消える、消える、消える・・・」と唱えたほうが、効果が上がるというのだ。この場合、「痛み」(=マイナス言葉)は、自分にストレスになる言葉であり、嫌な感情を生じさせる単語だから、意識的に口に出さないようにするのである。
そもそも、物事には、すべて表と裏、プラス面もあればマイナス面もあるはずである。
結論
中学受験の勉強を続けられているということは、それだけでも頑張りやです。
長い年月続けられているのであれば、根性もあります。
自分で自分をほめることも大事にしよう!