イオンやアウトレットモールといった超大型店が地元にできることで、そのエリアが活気づき人口が増えます。大手不動産業が、若い世代を呼び込もうと高層マンションを建てます。子どもが増えることで自治体は、学校も建てることになります。しかし、一時的には児童数が増えても、そのあとが続かなくなるのは、すでに昭和のニュータウン構想の経緯でわかってきました。
最近は、学校を建設するにしても、あらかじめ老人ホームにも使えるような設計にするところも出てきています。母校である小学校に、老後に老人ホームとして入居する可能性があります。風が吹けば桶屋が儲かる・・の部分もありますが、これが日本の現状です。英語を使ってグローバルに・・という光ばかりが注目されますが、ローカルの基盤がしっかりしてからのグローバルではないかと思います。
鎌倉女学院さんは、ローカルとグローバルの両方を意識したプログラム「鎌倉から世界へ」をずいぶん前から組まれています。さすが、伝統校、先見の明があります。
