「キリンビール高知支店の奇跡(講談社α新書・田村潤)」という本があります。スーパードライの台頭でアサヒビールにシェアを抜かれていたキリンビールの復活の秘訣。受験勉強にも応用できます。
『成功している部署からテクニックを学ぼうとしても、テクニックとしては伝えることは特にないことが多い。なぜなら成功している部署は、基本的に当たり前のことを徹底してやっているだけ。愚直に日々の仕事をしているだけで、そこに一撃必勝のテクニックがあるわけではない。』
成功している部署を、成績がいい人に置き換えるとよいでしょう。
『地道に、愚直に、徹底的に』
がキーワードです。
腹をくくる
『腹をくくる』
・リーダーが部下の信頼を勝ち取るのは、沸騰するほどの熱を発しているとき。「60度くらいでいいや」だと組織にその熱が伝わってエネルギーが湧いてくるような事態にはならない。
・負け戦を挽回するときこそ、腹をくくったリーダーが先頭に立つべき。
リーダーを大人(教師・保護者)に置き換えて読むとよいでしょう。
『バックミラーを見ながら運転してはいけない』
・データがこうなっているからとデータに基づく計画が多すぎる。データは過去の自分たちの行動の結果に過ぎない。過去の行動が未来を決定するのはおかしい。一例だが、机の上で計算して小さい店や儲からない店への営業活動を一律にやめると落とし穴にはまる。市場を止まっているものとして見て考えるからそうなるので、市場全体を動きのあるものとして捉えることが大事。市場のダイナミズムを生かし、うねりをいかに起こしていくか、そこに関心を持つことが大事。
過去の模試のデータにとらわれるよりも、いかに勢いをつけてあげるか!