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三者面談のタブー

・昔から日本には「謙譲の美徳」と言われるものが存在する。「うちの子は」という言葉を頭につけて、人前で自分の子どものことを過小評価して見せるのだが、それを聞く子どもにすれば、少なからず屈辱感を味わうことになる。「謙譲の美徳」を本人の前で多用することは、子どもに不必要なレッテルを貼ることにもなる。例えば、三者面談や授業後の立ち話で「うちの子はだらしなくて、家では自分から勉強しようとはしない」と塾の講師に言っているのを聞いた子どもは、「どうせ私(僕)はだらしないよ」と開き直り、貼られたレッテルを良いことにそれを直そうと努力しなくなるものだ。

laughing children in between woman and man at daytime
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