少子化の影響と授業料無償化の影響で、全国の公立高校で定員割れが相次いでいる。
大阪府の公立高校の半分が定員に届かないというニュースが出てから連日のように、地方の様子がニュースで報道されている。2025年入試では複数の県で、最難関とされる県トップ校でも定員割れの学校が出た。岡山県の岡山朝日高校と和歌山の桐蔭高校は、いずれも多くの著名人を輩出してきた名門だ。
また、鹿児島県では県内68校の公立高校のうち9割の61校で定員割れが起きた。大阪でも地域の進学校の定員割れが「寝屋川ショック」と話題になった。
授業料の負担軽減で、中学入試への参入者が増えるという見方もある。もう少し突っ込むと、高校入試の易化(私の地元の神奈川では翠嵐高校と湘南高校の一部を残して)から、わざわざ中学入試をする必要もないという人も増えると考えられる。
