やらされる受験(に限らずチャレンジ)ではなく、自分からやる受験(チャレンジ)にしないと結果はなかなか出てきません。
ドイツのリンゲルマンの実験「人は集団になると手を抜く」
1人対1人で綱引きをしている時の筋肉の力を100とします。
2人で綱を引く・・・94%
3人で綱を引く・・・85%
と人はどんどんさぼっていきます。なんと8人になると49%と半分以下。
自分が受験の主人公にならねば、結果はついてきません。
観察と実験
入試問題に理科の実験観察に関する問題が出るのは当然。なぜなら、それが基本だからです。
□フランシスコ・ベーコンは「知は力なり」と言う言葉を残した。ベーコンは、「知識とはなにか?」という問いに対して、「力だ」と断言した。学問の目標は、地位や名声を得ることでも、いばることでも、誰かを言い負かすことでもない。本当の目標は、人類の未来を変えるような、発明と発見にあるのだと。
□ベーコンが主張したのが、「観察と実験」の大切さ。真理にたどり着くようなあたらしい法則を打ち立てたいのなら、自然(現象)をしっかり「観察」し、さまざまな「実験」を重ね、その結果をじっくり検討しなければならない。なんのデータもない口先だけの理屈では、世の中を変えるような法則は出てこない。
□いま理科の授業でやっているような「観察と実験」の先に、ベーコンは、未来を変えるような発明があり、発見があると考えた。こうしてベーコンが唱えた、データを重視する新しい「知」の方法、事実を踏まえて理論や結論を導き出すこの考え方は「帰納法」と呼ばれ、近代科学の基礎となっていった。