アメリカ国務省情報担当職員の採用に関して、ペーパーテストでは上手くいかないことに業を煮やした国務省は、優秀な職員を分析にして明らかにした。その結果、
- 異なる文化の人の発言や真意を理解し、予想できる能力
- ストレスがある人間関係の中でも、他者の基本的な尊厳と価値を認める信念を持ち続ける能力
など、非認知能力と呼ばれる能力が高い職員が結果を出しているということが判明した。
ある大学の名誉教授は、それを学校教育がどれだけ引き受けられるかは疑問であるという見解を出していたが、私はそうとは限らないと思う。教科の枠組みで捉えるからそうなるのであって、私立中学高校ですでに非認知能力育成の取り組みは実践されているし、進学塾であっても探求型の塾というのもいくつもある。そして、子供たちの知的探求を促すような授業はこれからもっと増えていくし、そうでなければならないと思う。
