偏差値の呪縛から逃れる春

大手進学塾に小学校低学年から入っていると、4年2月に塾で生徒が増えた時に相対的に偏差値が上がるこという現象が見られます。塾としても4年春の集客には力を入れるためです。だから、4年春の成績向上は、バブルに過ぎないかもと事前に認識しておきましょう。半年もすれば、早めに通っているメリットは薄れて、後から入学した時に追いつかれたり、残念ながら抜かれたりします。

今回のブログは、早期入学は学習習慣をつけるという意味があると私も認識していますので、低学年からの通塾は無駄ですよとか意味がないですよ、ということをお伝えしたいのではありません。偏差値に囚われ過ぎるご家庭の場合、生徒層が変わることにより、本人の学力が変わらなくても、立ち位置が変わるケースもあるということを知っておくと、自己肯定感が保てるという説明です。

また、優秀生が集まる塾は、小６の切り替わりの時点で、基本をしっかりと扱って欲しいということから偏差値の下位の生徒が抜け、他塾からもっと鍛えて欲しいということで強者たちが集うので、偏差値が相対的に下がることがあります。

２つをまとめると、目先の偏差値にとらわれ過ぎないように！

ということでした。