年齢がひとつ違いの兄弟がいたとします。
おそらく、お互いのやることにいちいち腹を立て、毎日のように派手な兄弟げんかをします。わたしもそうですが、マンガやお菓子の取り合いやプロレスごっこをしていたらいつの間にか本気になっていたなど、原因はささいなことからおこります。これは、精神的にも肉体的にも近いから起こることです。
でも、これが10歳違いの兄弟だったらどうでしょう。
一方が大学生で、一方は小学生。ここまで年齢が離れると、大学生の兄は弟のやることに腹を立てたりはしないでしょう。もしも、腹が立つことがあっても、殴り合いのけんかになることはないでしょう。それは、肉体的にも精神的にも、あまりにかけ離れているからです。
では、30歳の開きがあったらどうでしょう。
兄弟ではなくて、関係が親子だったとしても、大学生のお兄ちゃんが小学生の妹にせっするようにはできると、「親子げんか」は半分になるのでは。
おまけ
親子げんか、兄弟げんかを全否定する必要はありません。ワシントン大学の追跡調査によると、、ケンカをしている家族のほうが、一時的には生活を揺さぶるものの、長期的に見ると互いの満足感を向上させるというデータがあります。