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中学受験国語専門塾です

先輩たちからのアドバイス

□東京大学においても多浪の割合は5%未満。直近の国公立大前期日程試験の平均志願倍率は3.2倍であり、医学部や有名私立大学ではもっと高い倍率であることもざらである。にもかかわらず大学が多浪であふれていないのは、多くの人が一浪までで受験をやめ、第一志望以外の大学や進路を選択している。もしあそこでもう1年やっていれば・・・もしも両親の反対を押し切っていれば・・・という気持ちがあるからこそ、多浪の体験談は有意義であると思われる。

□「一年浪人・留年をすれば給料一年分だけ生涯年収が減る」というような言説を見かけるが、なぜ浪人や留年をしても全く同じ会社に就職して同じ人生を歩むことが前提になっているのか常々疑問に思う。

□失敗の原因は「謎の自信」と「準備の遅さ」

□自分が天才だという妄想を早めに捨てるべき

□慢心と油断は人生のどんな場面においても最大の落とし穴

□先生に勧められた勉強法や解き方をできるだけ再現して、自分のやり方に固執しないことが大切。(謙虚な姿勢に転換できることが合格の一因となる)

□受験情報を能動的に得ていくことが重要

□スポーツと同様に受験においてもメンタルが非常に重要な要素

□中学のときに校内模試で1位をとって「頭がいいんじゃないか」というおごりを持ったことが敗因

□現役時の失敗の原因は、「疲れることから逃げていたこと」

□能力に関しては客観的、数値的なデータに重きを置くべき

□身体を鍛えると自信がつくし、リフレッシュすることができる。

□友達や恋人は自ら努力してつくるもの。そんな中で様々な無償の援助をしてくれた親には感謝している。

□暗記科目は、時間をかけて復習をして長期記憶に持ち込めばこっちのもの。

□「ただ与えられたものをこなすだけ」を勉強と勘違いしてはダメ。勉強は主体的にするもの。「あれは何だろう。これは何だろう」という疑問に、時に先生や本の知恵を借りて自分なりに解を出していくことが勉強であり、学習であり、学問である。

 □東大に行きたいという気持ちだけ強くて、弱点の数学から逃げ続けたことで憂き目を見た。

□「n浪で○○大はゴミ」などのネット上の言葉は全く気にかける必要はない。論理的ではなく、ただ偏差値でしか大学を見ることができない人たちの戯言。

□高校3年の秋に、放課後の教室でボードゲームをしていたメンバーは、全員浪人した。

□過去問を「同じ問題が二度と出ないし・・・」などの言い訳でやっていなかったのは致命傷。

□受かった今では、「問題の解法暗記はどうすればいいか」「参考書は何を選べばいいのか」などの質問をする学生を見ると、「試験本番への意識が足りないな」と思ってしまう。

□実践的な問題意識を養うには、東大理系数学でいえば、6問150分のセットをたくさん解く。それをくり返す中で、例えば必ずしも第一問から解くのが最善ではないということや、方針がわかったら完答が得られるわけでもないということに実感を持って気が付いていく。この「実感を持って」という部分が大切。

□ゲーム漬けの日々を送っていたが、ある日、受験はゲームと一つの共通点を持つことに気づいた。それは、勝負であるという点。試験問題を作る教授と受験生との勝負であるだけでなく、受験生どうしの勝負として合格不合格が決定される。

□二浪でもちゃんと友達ができるかな?よかなり不安だったが、全く問題はなかった。『多浪は一時の恥、妥協は一生の恥だ』と繰り返し伝えたい。

最後の3つは、特に算数の難問ができるようになるためには、大切です。

□斬新な設定の問題や複雑そうな問題に出会ったときに、「知らないから」という理由で逃げ出しやすくなる。特にこれは東大では、致命的な欠点となる。東大の問題には、手を動かしてみると案外簡単に解決するものも多い。では、どのように克服すればいいのか、その答えは「慣れ」だと思う。具体的に言えば毎日新しい問題を解く、もちろん復習は復習で必要だが、それでも未知の問題には意識的に触れるようにしていくべき。

□難問に出会った時は、「なんだこの問題は!」や「こんな問題が出るのか!」のようにしっかりと喜び、そしてそれを解きたいと心から望むこと。

□「自分が先入観で過去と同じ間違いを犯そうとしていると気が付き⇒軌道修正を決意し⇒違った視点を考えて見る」という一連のプロセスをくり返していくうちに、先入観を疑うのが当たり前になっていき、うまい解法を思いついていけるようになる。

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