厳しい指導

勝ち負けの感覚が希薄なままにやってうまくいくのであれば、それはそれで良い。しかし、現実問題として、いつもイスは人の数よりも少ない。イスに座るためには競争があって、座れなかったら負けということになる。子供にも、人生には競争や勝ち負けがあるということを誤魔化さずに伝えることは必要であると思う。

その上で、負けたから全てを否定されることや勝ったから何をやっても良いというのは間違いであることを伝えていく。そして、勝者が敗者に対して手を差し伸べるということは、弱肉強食である自然界の動物と違い、人間しかできない美徳であるということも伝えたい。

厳しい指導というのは（体罰等は論外として）、課題を多く出すとか、長時間拘束するなどではなく、人生の厳しさを教える指導のことを言うのではないか？と思う。