・親子のよりよい関係を作る上で一番大事なこと、それは相手の話を聞く、もっと言えば」心を込めて「聴く」
・親が発している言葉は思っているよりも思い。小学校高学年まで、サンタを信じている子供がいるように。
・反抗期の始まりは、自我の目覚め。子供の突然の変貌ぶりに、親はもちろん混乱する。この子は一体どうしてしまったのかとうろたえ、力ずくで元通りに戻そうとするが、それはかえって逆効果。大人が理解しなくてはならないのは、一番辛いのは子供本人かもしれないこと。
・反抗期の子供といい信頼関係を作るのは、子供の言葉や行動に反射的に反応せず、一呼吸置いてから考えること。
・子供の言葉にならないメッセージをつかもうとすると問題の早期発見や課題解決のヒントとなる。そのため、ノンバーバルなメッセージを聞き取ろうと意識したい。ノンバーバルなメッセージとは、表情や声のトーン、顔色など、音声として発せられる言葉以外で伝わってくるメッセージのこと。毎日顔を合わせている親だからこそ、今日は何か変だな?と気づくことがある。
・中学生の時は、多少大人びたことを言うようになったとはいえ、子供に見えている世界はまだまだ世の中の一部、狭い世界でしかない。親は自分の意見を子供に押し付けるのではなく、一人の大人としての意見を伝え、アドバイスができるような関係を作っていきたい。また、子供の言っていることに振り回されてもいけない。子供は言うことが毎日ころころと変わるもの。
・親の過干渉は子供の足を引っ張ることにつながる。いくら愛情を持ってやっていることであれ、自立しようとしている子供に、いつまでも親がしがみついているのでは、後ろ向きに引っ張っていることと同じになる。
・成長期の親の一番大きな役割。体が一番大事な基本であること。食生活から始まり、睡眠時間の確保まで、子供の様子をトータルで見て、無理をしすぎている時はブレーキ役になりたい。
・体をリラックスさせることは、気持ちをリラックスさせることにもつながる。