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中学受験国語専門塾です

受験は、子育てのクライマックス

大阪帝塚山に、1,986年まであった高校入試の塾で入江塾という塾があります。ある年の灘高校の募集55人のうち、30人がこの塾の出身という伝説を残しています。その塾のことを描いた「伝説の入江塾は何を教えたか」(祥伝社・入江伸)より、親の役目の項目をご紹介します。

『親は、ただ黙々と、わが子を見守れ。ともすれば、母親は、いつまでもわが子の上に、監督者として君臨したいと思うものであるから、親としての反省をするより、わが子の欠陥の指摘を先にしたがるものである。』

『灘入試のとき、わが子が試験場に入っているじつに四時間もの間、正座して身動き一つせず、「今、息子は答案を書いているのです」と瞑目合掌をつづけた母親がいた。母子の心は、鏡のように照らし合うもの。母の心が、試験場にいる息子に通じないはずはあるまい。』

はじめてのおつかい

1991年から日本テレビ系列で放送されている「はじめてのおつかい」。最新は、先週の水曜日に放送されました。毎回、小さい子どもたちが不安をふりはらって、買い物にいく姿に目頭が熱くなります。私は、小学校受験や中学受験も、ある意味「はじめてのおつかい」といえると思います。

「生まれて初めての試験。
まわりは誰もしらない人ばかり。
そんな緊張感の中、テストを黙々とこなさねばならない。
できない科目があったとしても、泣き言をいう相手もおらず、次の科目が始まる。
などなど。」

おつかいで持って帰ってくるものが、お買い物の商品ではなく、「志望校合格」という以外にほとんど違いがないと思います。

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