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受験勉強をさせるのは可哀想か?

通常の受験勉強をしておいて、子どもが「勉強をすることのみ」のストレスでおかしくなることはない。と、30年以上の講師生活をしていて確信している。受験勉強でおかしくなる子どもというのは、先天的にストレスに弱かったり、これまでの親子関係、人間関係に課題があったのだろうと考える。

たとえば、小さい頃から愛情をかけてもらえなかった子どもが、たまたま勉強ができて、教師や周囲からも褒められることで、親も可愛がり始めたとする。すると、その子どもは、勉強ができなくなると親にまた愛してもらえるはずだ。こういう場合は、勉強ができなくなることに過剰なプレッシャーを感じてしまう。

また、模試結果やクラスに関して、「あの子に勝たなくてはダメだ」という他人との比較のもとに、親に勉強を強制され続けている場合も、精神的に追い込まれてしまう可能性も高い。成績のみで自分を評価される、また日常の親子の会話が成績のみであれば、当然のことだと思う。

このように、これまでの愛情が十分でなかったり、親子関係が悪い場合、感情のコントロールはうまく出来ずに、不安の強い子どもになりがちなので、受験には向かない場合も有り得る。ただし、ある程度の競争が行われるスポーツやその他の習い事に関しても、同じようにストレスには弱い子どもであることを忘れてはいけないと思う。

そして、そういうストレスに弱い子どもも、何らかの明確な課題を与えて、それを乗り越えさせていく、そして達成したことをしっかり認めてあげるという「正しい受験勉強」をすることによって、精神的にも逞しくなることがあるということも忘れてはならないと思う。

scenic view of flowing river on a forest
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