ビューティフルネーム
2022年もほとんどの学校で面接がなくなってしまいました。
過去、たくさんの生徒たちの面接訓練を担当してきましたが、必ず聞くようにしていたのは「名前の由来」です。実際に学校で聞かれることも多いのですが、名前の由来をご家庭で再確認すると<絆が深まる>というのが理由です。
例えば、コツコツ勉強することが嫌いな「歩(あゆむ)」くんが、将棋の好きなお父さんから「一歩、一歩地道な努力ができる子になりたくてその名前をつけたんだよ」との話に奮起したという成功事例もあります。おまけに「歩は、敵陣に入ると金という価値の高いコマになる。だから歩(あゆむ)は大器晩成だから、中学受験の合否なんて気にするな」という直前の励ましにより気合が入り、ジャイアントキリングを果たしたという結果となりました。(もっとたくさんありますが、また別の機会に)
「ほとけさまの教えとは
なんですか?」
ゆうびん屋さんが困らない
ようにね
手紙のあて名を
わかりやすく
正確に書くことだよ
「なんだ、そんなあたりまえの
ことですか」
そうだよ そのあたりまえの
ことを こころをこめて
実行してゆくことだよ
<相田みつを>さんのことばです。
小6から受験生に変わるため、自分の名前を丁寧に書くところからスタートしようと生徒たちに毎年語りかけています。家族への感謝の気持ちを込めて書くと完璧。
ラオスにあったのもの
「ラオスにいったい何があるというんですか?紀行文集」(文藝春秋)という村上春樹さんの本を読んだときから、行ってみたかったラオスに行った2019年が海外旅行の最後でした。
ラオスの観光ハイライトは、朝5時半から行われる子どものお坊さんたちの「托鉢(たくはつ)」です。仏教国のラオスでは、家が貧しく食事や教育を十分に受けさせられない場合など、修行僧として寺院に入る習慣があります。少年たちは、朝4時に起床して掃除、5時半ごろから托鉢という超早起きの生活です。恋愛適齢期でも、女性と触れ合うことは禁止です。
ある少年のお母さんは、毎朝、蒸したもち米を托鉢のために準備します。修行中の子どもには話しかけてはいけませんし、目も合わせることもできないという厳格なルールがあります。毎日、食べ物を持っていくことだけが、親子の愛情の確認方法です。
言葉と目線は、とくに何があるというわけではありませんが通じ合うものがあります。
親子の絆は世界共通です。
ラオス 早朝の托鉢風景