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問題児

ぐりとぐら


「子どもはみんな問題児(中川李枝子・新潮社)」からの心に留まる言葉です。中川さんの本では、「ぐりとぐらシリーズ」のファンです。中川さんは、保母さんとしての経験もあり、子どものことをよく理解されているなあと思います。CG啓明館では、保護者のみなさまがどういう思いで子育てをされたかを理解する研修資料にしました。

□そもそも子どもというのは欠点だらけで、自分なりにいい子になっていこうと悪戦苦闘の真っ最中ではないでしょうか。だから純情でかわいいのだと私は思います。

□子どもというのは本当に正直で、いつでもどこでも常に一生懸命だと私は感心していました。いたずらひとつするのも、命をかけて全力投球です。友達とけんかするのも必死。いい加減じゃありません。何をやるにもはんぱではないのです。ですから受け止める側にも、相手に負けないエネルギーが必要です。

□どんなけんかも基本的には両成敗が、保母の腕の見せどころ。

□子どもに好かれなければ、良い保育は出来ません、子どもと仲良くなるには、その子がこの世でいちばん好きな人、すなわちお母さんを保母である私も好きになることが必要でした。だから、お母さんが保育者といい関係を築けば、おのずと子どもは安定するのです。

グループワーク

大学のみならず、私学中高一貫校でも「グループワーク」が授業に取り入れられています。ハーバード大学の教授がグループワークの理念として学生たちに伝えたことをご紹介します。

『大学では、個々好きな科目を好きなだけ勉強できる。それだけに個人作業にばかり追われ、自分の優秀さをアピールすることに夢中になる。しかし、そんなことは大学を出たら出来るはずがない。他人の意見を聞いて、力を合わせて考えてみること。他人と自分の両方の力を信じること。それこそが社会では役立つ。だから、自分のクラスではグループワークを課す。(「ハーバード白熱日本史教室(新潮新書)」)』

最近では、学生中心の「アクティブ・ラーニング」(学生たちが自分たちで実際に試しながら学ぶ)というのが、私学教育のキーワードとなっています。学校見学等の際に、どんな授業が行われているか?を研究されてはいかがでしょうか?色々なイベントごとに目が行くかも知れませんが、学校のコアは授業です。

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