世界的にヒットした「葉っぱのフレディ」(童話社)。主人公の「葉っぱのフレディ」は、「いのちの旅」をします。そして、その旅を通じて、ひとつとして同じ葉はないことに気がつきます。いよいよ秋。木の葉が落ちはじめると、フレディは「死ぬのがこわい」といいます。その時、物知りのダニエルはこういいました。
『まだ経験したことのないことは、こわいと思うものだ。
でも考えてごらん。世界は変化しつづけているんだ。
変化していないものは ひとつもないんだよ』
我々も、良い方向に変わるためのチャレンジを続けたいと思います。
失敗は成功のマザー
中学受験は、模試や過去問で数字の上がり下がりを否応なしに体験します。数字の上下は、坂の上り坂下り坂と同じように、半分半分です。
柔道、井上康生さんのお話。
「敗戦を重ねるたびに選手は強くなる」という言葉もある。これは敗戦したときにしか、選手は自分自身を振り返って考えるということをしないという意味だ。ずっと調子がよければ、きっと私たちも自分のことを深く考えることはしないだろう。予期せぬ不幸も、時には人生に必要なのかもしれない>
<不幸を文字通りマイナスなものとして考えるのではなく、何かを学ぶことのできるプラスのものであると発想の転換をしてみるのもよいだろう。そうすれば時折訪れる不幸に対しても、ずい分前向きに受け止めることができるはずだ。さらに不幸を不幸のまま終わらせるのではなく、「あの時はケガで何もできずにつらい思いをした。それに比べれば、今はここに立っているだけで幸せだ」というように、不幸があったから今まで忘れかけていた当たり前の幸せを実感するなど、不幸を活かす習慣作りも大切だろう>