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夏期講習前のヒント

・心理学の用語に、「ゴール・ダイレクテッド・ビヘイビア」というものがあります。人間が行動を起こす時に、その目標が具体的で明確なものであれば迷いのない積極的な行動をとり、目標が抽象的だったり、曖昧だったりすると、行動が消極的になる心理的傾向を言ったものです。例えば、「夏期講習は算数を頑張る」というのは抽象的すぎるので実際の行動に起こすことは不可能です。「計算を毎朝・10題ずつ・10分以内でやる」ぐらいまで具体的にする必要があります。

また、もう一つのポイントは目標を自分の問題として捉えているかです。目標を自分自身の手で立てさせる(もちろん大人の手助けはあってよし)ことによって、その計画に対する自覚も生まれ、責任を持って実行する可能性が上がります。

さらに、目標の実行を徹底させるには、子どもが自分で立てた目標を家族の前で発表させるのも一法です。これを心理学では「宣言効果」といいます。宣言させることによって子どもに「逃げ場」を与えない、努力をせざるを得ない状況をつくるのも良いでしょう。

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