子どもは計画的に物事を進めることが苦手です。専門的には、物事の推移を考える際に必要な、思考的空間認知能が発達していないからです。子どもは、どうしても自分の目の前にある自分がやりたいことから手をつけてしまいがちですが、みんな最初は、そういうものだという風に考えておいて良いと思います。
ですから、「先に宿題をやりなさい」などやる順番を厳しく指示するのはN Gです。それを言うと、子どもは実際にどうだったかは別にして「今からやろうと思っていたのに。お母さんが言うからやる気なくなった!」と反発してしまいます。子どものやる気を削がないためには、「宿題とゲーム、どっちを先にやる?」などと選択肢を示して、自分で選ばせるようにすると良いでしょう。この時、少しだけアドバイスを添えても構いません。例えば、「今から宿題をやるとちょうど夕食までに終わると思うよ。それからゲームをやると楽しいんじゃない?」という具合でし。親にしてみると、いちいちこのような言い方をするのは面倒に感じるかも知れませんが、毎回、親子喧嘩をするよりも結果的には楽なのではないでしょうか?
思考的空間認知能(覚えなくてOKです笑)が発達していないからだと割り切ると気持ちは楽だと思います。