読売新聞の<こどもの詩>欄に投稿されたものです。まだ字が書けない幼児のものは、お母さまが書き留められた宝物です。
「こどもがうまれるわけ」(5歳)
おかあさん
ぼくどうしてこどもが
うまれるかしっているよ
おとうさんとおかあさんが
けっこんして
ふたりだけじゃ
さびしいから
こどもがうまれるんだね。
「火山」(小5)
かあさん
大爆発
またも予知不可能
「誘導尋問」(4歳)
ねえ おかあさん
せかいでいちばんだれが好き
みんなはダメだよ
ひとりだけ
ちいさいじゅんにゆってね
※作者は、3人兄弟の末っ子さん。
「つながっている」(小3)
おじいちゃん おばあちゃん
せんそうで死ななくてよかった
おじいちゃんがいなかったら
おばあちゃんがいなかったら
わたしは生まれていなかった
お父さんとお母さんの
子どもになれていなかった
わたしは 今 とてもしあわせ
「お父さんへ」(小5)
私は生きるために生まれてきた
親におこられるために
うまれてきたんじゃない
親っていうのは
木の上に立って子どもを見る
って書くんだよね
お父さんは木の上に立ってない
子どもの上に立ってる
「家族」(中3)
お父さんは
一家の大黒柱
お母さんは
太陽
そして私は
宝物よ
「あさりじる」(小1)
あさりじる たべた
かいがらの
カスタネットが
いっぱい できた
なんのうたに
しようかな
「おちば」(5歳)
おかあさん
おちばが
いっぱいさいたね!
「あかちゃん」(5歳)
あかちゃんはね
いたずらで
できているんだよ
「おくち」(4歳)
なんで おくちはあるの?
(食べられるように
お話できるように)
あと
わらえるように?
「ひとりごと」(小5)
そんな事で 死んじゃだめだよ
虫で生まれて
きたかもしれないのに
神様が 人間に
してくれたのにね