ベストタイム
・子供が期待通りにならない原因を、「私の育て方がいけなかったのかしら」と悩む。しかし、子供はふとした瞬間に見違えるほど変わることがある。
・小さな成功体験によって、自信が生まれた時。自分なりの目標ができたとき。人のために、何かをやって喜ばれたとき。そんな時が、「子供にスイッチが入る瞬間」
・たとえ平凡な記録でも、その子にとってベストタイムならどんどん褒める。
・「自分で選ぶ体験」が、子供の自立を早くする。「選択には責任が伴う」ということを、体験を通じて学ばせるべき。
家族のルールづくり
・「ルール」には、「窮屈」「面倒」「縛られる感じ」というイメージがあるが、交通ルールがあるから安心して歩ける。ルールがあるからスポーツが楽しめるというプラスの面がある。こう捉えると、ルールとは、複数の人が集まる場で、互いに信頼し、安心して楽しく過ごす「自由」を得るための道具とも言えるのではないだろうか。「我が家の小さなルール」づくりで親子の関係はプラスに変わります。
・子供に家計をオープンにする。「お金のことで、子供に気を遣わせるなんて」と思われる方もいるかも知れないが、「自分は家族も一員としれ信頼されている」という気持ちを持つことがある。「ママのお小遣いよりも、私の塾代の方が高いかも」という事実がわかり、親に感謝が生まれる可能性がある。
あなたのために・・
・ある学校の校長が語るエピソード
「親御さんも、私たち教員も、子供のことを叱ったり、注意したりする時は、「子供のために良かれと思って」という気持ちでいることが多いでしょう。しかし、こんなこともあります。あるとき職員室で教員に叱られ、その場で頷いて話を聞いていた生徒が職員室を出た途端、友達に、「『お前のために』って、余計なお世話なのよね」と言っているのを耳にしました。むしろ、「あなたのためにならないから、○○はしないで」という叱り方よりも、「私のために、○○はしないで」という大人の主観や価値観に基づく、ストレートな言い方の方が、子供の心に響くこともあるようです。
子どもの相談を受ける時のポイント
・子どもの相談を受けるときのポイント
- 顔を見なが聞く
- 途中で話を遮らない
- 話を聞きながら、「どう反論しようか」など自分の心の中で自分と会話しない」