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安全基地

・子どもは、最初は親が与えてくれる「安全基地」を支えにして、挑戦を続ける。初めての「はいはい」、伝い歩き、よちよち歩き、すべて「前例のないこと」である。子どもは、「前例のないこと」に対して物怖じしない。人間の脳は、内側に確たるものがあって初めて、前例がないこと、不確実なことの中に飛び込んでいくことができる。そのことは、何歳になっても変わらない。大人になっても、自分の挑戦を支えてくれる「安全基地」は必要である。ここで大切なのは、肩書きや組織は挑戦のための「安全基地」にはなり得ないということ。むしろ、現状に固執するあまり、「守り」の姿勢に繋がってしまう。子どものころのように、肩書きも組織も関係のない「裸の人間」になったときに、何ができるのか。どんな経験があり、能力があるのか。「裸の人間」としての可能性の中に、本当の「安全基地」がある。

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