通塾日数や授業時間だけを見て、「この塾は楽に通えそうだ」などと判断しない方が良いでしょう。逆に拘束される時間は長くても、授業内で演習→やり直しまで見てくれる塾であれば、家庭の負担(感)はグッと減ります。また、宿題の量については講師による個人差も大きいので注意です。授業で終わらないところを大量に宿題に出す先生に当たると悲惨な状況になることがあります。模試の範囲が終わらないと自分の評価が悪くなったり、家庭からのクレームが入るので、宿題ができていない生徒をキツく叱るということもあり得ます。さらに悲惨なのは、他教科の学習とのバランスが壊れますので、四教科の成績が上がりません。優秀な教室長がいれば、講師間の連携をとってバランスをとってくれるかと思いますが、専任(常駐)講師が少ないところは、それもなかなか難しいのが実態です。
さらに、出した宿題を講師がどれだけ見てくれているかも大事なことです。宿題を出してもチェックがない場合は、子どもたちは確実にサボります。また、チェックをしてもハンコやサインだけで中身を見てくれていない場合は、答えを丸写ししたりする可能性もあります。子どもを性悪性で見ているのではなく、学校、塾、習い事、そして他の教科の宿題で追われている生徒にとって、講師が手をかけてくれてないのであれば、それに応じた宿題のこなし方をするのは自然なことだと思います。
