人間的な魅力のある人ほど、どこか「孤独(孤高)」な雰囲気を持っています。社会的に成功している人は、須く「ここから先は誰にも踏み込ませない」という見えない領域をもっています。仕事への、そして人生への譲れないものがあるかどうかで、辛い時や苦しい時を乗り越え、魂へ磨きをかけているのだと思います。そして、その「孤高とも言える存在感」は、自分自身としっかりと向かいあう時間を忙しい中でも作っていることの証とも言えるかと思います。
友達がたくさんいなくて悩んでいる中高生は、そんなに悩む必要はないと思います。親友と呼べる存在は一人でも十分。真面目に生きていれば、自然に味方が出てくるものです。
追伸
そして、寮生活を始めた、そして続けている教え子たちへ。友達をたくさん作ることも大事、そして孤高のスタンスで自分を磨くことも大切です。横浜よりエールです。
孤独の危機的状況
現在は、SNSで他人の意見を簡単に覗き見ることができるようになっています。こうしたツールは、便利である一方で、他人の意見をに触れ続けることが内省の時間を奪い、自分自身の考えを持たない大人を生むリスクを孕んでいます。さらに、SNS上での「繋がり」の心地よさは諸刃の剣でもあるという認識が必要です。
