以前、講演会をお聞きしたことのあるアルピニストの野口健さんのお話。
『登山には、「タクティクス」(戦術)があって、登頂するまでにどのようなコース取りをするか、さまざまなスタイルがあるんです。そのうちの一つに、ベースキャンプから少しずつ前進キャンプを設営していき、何度も高度差のあるいくつかの基地を往復して、最後に登頂にアタックするという方法があります。そうしているうちに疲弊しすぎたら一度ベースキャンプからさらに下の村に行ってみる、という作戦を練る。山では、ひたすら攻めるだけではなく、休むことも大事です。』
長き受験生活、長き人生、一歩すすんで二歩下がるという精神も大切ですね。