待つ

数万回の生徒面談をやってきて気づいたポイントのナンバー１です。

重要なのは、「悩みがあるだろうな」という生徒と話をするときには「本人が話し始めるまで待ってあげる」こと。小学生の場合は、自分の悩みを言語化するには時間がかかります。悩みは複雑で絡み合っていることもありますし、どこまで伝えていいんだろうという葛藤もあるでしょう。そういう悩みを聞くために面談をやっているわけですから、私が一方的に話して終わりというのは極力しないように心がけてきました。

「家庭での声かけをどうしたら良いのでしょうか？」と言うご相談を受けることがありますが、その子にとって、「どんなことを伝えればいいのか？」という段階でずれているのではと直感するときに、保護者の方にお伝えするポイントでもあります。

追伸：三者面談でお母さん（お父さん）はよく喋るので、本人が一言も話さずに終わりそうなことがあります。本人がよそ見をしていたり、下を向いているのに、お母さん（お父さん）が全く気づかないケースがあります。一番良くない三者面談です。