志望校決定のときの2パターンとして、目的志向型と問題回避型が上げられます。
目的志向というのは、「○○中学は英語の授業が充実していて、将来、国際的に活躍したいので入学したいと思います」「サッカーを今までやっていたので、○○中学では部活と勉強を両立できそうだから志望しました」という返答が子どもから帰ってくる場合を指します。
逆に問題回避型というのは、「大学受験をしなくてすむので、付属校の○○中学に入りたい」とか「女子のいない中のほうが伸び伸びと生活できそうなので、○○中学のほうが向いているかも」などのタイプです。
大事なのは、目的志向が前向きで、問題回避が消極的などと良し悪しで捉えないようにと心理学では注意されています。どちらの思考のパターンに、わが子(わが家庭)が近いかを判断されて、アプローチを変えていくことがポイントだとされています。
「志望校に合格するために頑張ろう」
「不合格にならないように、もうひとふんばり」
のうち、どちらでエネルギーを発揮するのだろう?という見極めです。
日によって違うのが、子どもの心情ですが、何を言ってもいうことを聞かないときの参考になれば幸いです。