三陸地方には、このような言葉があります。
「目は臆病、手は鬼」
目の前の仕事・宿題・勉強の量の多さや難しいに「無理だよー」とあきらめることがあるかも知れない。でも、とりあえず黙々と手を動かせば、いつしかものすごい結果が出ているという意味です。
中学受験では、「分かるところまでは、途中式を書きなさい」「空欄を作らないようにしなさい」という指導をしています。
座布団が舞う
大相撲で番狂わせがあると座布団を投げることがあります。
その座布団投げには、以前には暗黙のルールがあったと知りました。
「座布団をとばすのは、タニマチの旦那衆の特権でした。旦那衆は相撲茶屋で作った自分専用の座布団を持っていて、大番狂わせなどでは座布団や羽織を土俵に飛ばした。それを片付けるのは呼び出しなど。名前を見て座布団や羽織を力士が持ち主に返しに行くと、旦那衆は最低でも今の価格で100万円くらいのご祝儀を渡した。それぐらいの大金を払う覚悟でとばしていたんです」
権利と責任は一体のもの、というバランス感覚が大切。