石川町駅中華街口から徒歩30秒
中学受験国語専門塾です

放物線

以前、向井千秋氏の講演会に参加させていただきました。

講演会のタイトルは『理系選択で広がる夢』

□東京理科大
・3000人以上いる大学で、就職率3年連続1位。
・ただし2万人いる大学生のうち女性が23%しかいない。「科学のマドンナプロジェクト」というのを立ち上げ、リケジョの募集を増やしていっている。

□スペースシャトル内では、2週間で100あまりの実験を行う。重力がない(マイクログラビティ)のなかでしかできない実験は大きな意義がある。
例:ふっとうしている水のなかの「あわ」はどこからでるのか。⇒宇宙空間では、あわは発生した場所に留まるので観察可能。
無重力空間の中でろうそくに火をつけたらどうなるか⇒空気の対流がないため、すぐに消える。

□2回目にスペースシャトルに乗ったときの乗組員の最高年齢は77歳。

□宇宙にいって一番感動したのは、地球に帰ってからあとのこと。つめきりを相手に渡そうと投げた(宇宙での癖でまっすぐ進むかと思った)ら、床に落ちた。その時「放物線」とはなんと美しい曲線かと感じた。

□ニュートンは、重力という「見えないもの」が見えたから天才。人生も「見えないもの」のほうに真実があることも多い。

□宇宙での医学の研究は、多くの人類を救うと思う。

子どもたちへのメッセージです!

①自分の可能性を信じること
②何かをやりとげたいと思ったら、その気持ちを大事にすること
③夢にむかってもう一歩!


17文字の宇宙

AとBの俳句、どちらが良いと思われますか?

A:
梅雨空に
ボタン信号
押し忘れ

B:
寒梅雨の
押しボタン式
信号機

TV番組「プレバト」などで活躍されている、夏井いつき先生は、こんな添削をしています。たまにTVで見るのですが、簡潔なアドバイス素晴らしいと思います。

答えはB。
Aのように「押し忘れ」とつけると世界観が固まってしまうのでよくない。Bのように読者に委ねる部分をつくることで、それぞれに情景を思い浮かべることができる。

『赤とんぼ 筑波に雲も なかりけり』(正岡子規)

space research science astronaut
Photo by Pixabay on Pexels.com