かくありたし。
『難しいことを易しく
易しいことを深く
深いことを面白く』
作家、井上ひさしさんの言葉。
旅
伊集院静さんに『悩むなら、旅に出よ。(小学館)』という著書があります。それを読むと、中学~大学までに、海外にもっとたくさん行きたかったと思います。(その反動が今来ているのかも知れません)。
修学旅行や留学もかけがえのない体験。
□美しい風景というものは、人のすさみそうなこころに何か救いを与えてくれるものだと思った。
□若い時に旅に出なさい、と先輩たちがすすめるのは、人が人に何かを教えたり、伝えたりすることには限界があり、夜のつかの間、後輩たちに語って聞かせる人生訓がいかに周到に準備されたものであれ、そこにはおのずと言葉によって伝達する壁がある。「百聞は一見にしかず」とはよく言ったもので、百回、エジプトのギザのピラミッドの大きさを聞くより、1回、本物を目にすればすべてがわかるのである。しかも若い時には目で見たもの、感じたもの・・・すべての物事を吸収する力があり、まだやわらかい脳と精神が目の前にあるものの本質を見極めようとする。
□芸術とは我々に真理をさとらせてくれる嘘である。(ピカソ)
祖父母
同じく『悩むなら、旅に出よ。(小学館)』より。
「君は行儀がいいけどご両親に躾けられたのですか?」
「両親もそうですが、祖父母に教わりました」
「そう、それはいい。昔の人は厳しいから」
「はい。でも祖父母がいたのでこうして美味しい食事もできます」
平然とそう口にできる日本人の青年が、今、日本にどれほどいるのだろうか。
おじいさま、おばあさまと同居されている受験生は幸せです。