明日の私は今日の私とまったく同じ人ではありません。
人間の細胞は数ヶ月で入れ替わります。生物である人間の脳は、その日の体調や気分などによって状態が変わります。
例えば歯が痛かったら勉強に集中できないとか、朝ほめられて気分が良いときには、算数の問題もどんどん解けるということもあるでしょう。
今日覚えた情報が、脳の中で自動的に整理され(これは寝ているときに行われます。
だから睡眠重要)、明日には問題がよりすっきり見えるようになっていることもある。
結果的に、「今日の私」には解決できない問題が、「明日の私」には簡単に解決できるということも起こるのです。
今日の自分がダメなら、「明日のスーパーになった自分」にかけてみよう。
案ずるより
クロスワードパズルやジグソーパズルをやったことがあるでしょうか?
一つの穴を埋めたり、一つのピースをはめると次が分かりやすくなるという共通点が
あります。
問題の解決というのも、簡単な問題を一つクリアすると、その答えがヒントになって、次の簡単な問題が見えてくるものです。
それを繰り返しているうちに、最初は難しく思えていた問題が、案外簡単に解けてしまったりする。
「案ずるより産むが易し」ということわざが正しいのも、一つにはそういう理屈においてです。
算数の解きかたにも共通します。