小説家アーシュラ・K・ル=グウィンさんの講演内容が、以前、国際基督教大学高等学校の国語の問題として出題されていました。「書く=作文」が苦手な人には、大変参考になる内容ですので、<書いて>まとめてみました。
問:どうしたら作家になれるんですか?
答:タイプを練習しなさい。タイプの練習に代わるものはただ一つ、財産を相続してフルタイムの速記者を雇うことだけです。
問:そうじゃないんです、短編を書きたいんです。
答え:よい辞書を買いましょう。作品には、あなたの名前と作品の題名、そしてページ数を、各ページの上に打たなければなりません。そして編集者に郵送するときには、切手を貼った返信用封筒を同封すること。
つべこべ方法論や理由をさがすよりも、
とにかく「書きはじめること」というのが要点です。
チューバの演奏家になりたければ、チューバと楽譜を買って、吹いて練習するしかありません。
さらに、大切なメッセージは
「本当に重要な質問は、あなたが自分自身にたずねるものだけなのです」