①締め切り効果
永遠に終わらなマラソンを頑張れる人間はいません。中学受験も試験日というゴールがあるので、受験生が頑張れているのもの事実です。模擬試験も「次回はいつ」ということが公表されていますので、それまでに緩やかな計画を立てて学習を進めていくのも大切です。
②プラス思考
模擬試験を受けることで、「どの科目が得意で、苦手なのか」「どの単元が得意で、苦手なのか」wp相対的に把握できるのは、今度の学習の大きな参考になります。できない教科や単元があるのは普通のことですので、「弱点がわかって良かった」というプラス思考で捉えることも大切です。
③会場模試
会場に慣れていない場合や初めてのことに緊張するタイプの受験生には、普段の学力が発揮できないともあります。知らない場所、知らない人だらけの中での受験は、小学生にとっては大変なことです。得点や偏差値に大きく左右されないように心がけると良いでしょう。大きく落ち込んでしまっていたら、温かく励ましてあげてください。
④試験終了後
ご自宅に帰る前のランチや帰宅中の電車や車の中で、「物語文はどんな話だった?」と聞くと要約の練習になります。いつ、どこで、誰が、どうしたなどの組み立てが話せてくると記述力も大きく向上してくるでしょう。また、国語の素材文が面白いなと感じたら、出典の本を手に入れて全部読み切ると、「なるほど」という気づきにも繋がり、深い学びとなります。何より、読書のきっかけになるのは大きいことです。
⑤裏技
一度、真剣に保護者の皆様が模擬試験を解いてみることをオススメします。親の威厳がなくなると困るので、お子様には内緒で良いかもしれません(笑)。こんな難しいものをやっているのか、という気づきは、お子さんへの優しさにつながります。心からの「この問題、よくできたよね!」は、お子さんの笑顔とやる気につながります。
⑥やり直しの目安
□絶対やる
・計算間違い、漢字や語句知識の間違い、理科や社会の用語の間違い
□優先度大
・問題文の読み間違いなどのミスで失点している問題、時間があれば解けたのになあという問題
□優先度中
・解説を読んだら「なあんだ、解けそうだな」と感じる問題、この問題は「面白そうだな」と感じる問題
□優先度小
・解説を見ても「難しいそうだな」と感じる問題、その単元は習っていないかも?(入塾時期が遅い)という問題。
優先度小に時間をかけすぎて、自身喪失や親子喧嘩は避けたいものです。