目先の小さな失敗は、繰り返しても問題ありません。むしろ、失敗から学び成長していくことができるとも言えます。チャレンジ精神旺盛な人は、もし失敗しても「転んでもタダでは起きない」というバイタリティを備えていることが多いとも言えるでしょう。若い社員を育てるため、「失敗も織り込み済み」で、スモールスタートの新規事業などに派遣し、武者修行をさせる企業もあります。
「何もしなければ、確かに失敗してしなくてすむ」と一見思えますが、挑戦から逃げ続けていくと、逆に言えば、新しい経験や学びをする機会もなくなるということです。長い目で見ると、「全く成長していないという大きな失敗」につながるリスクを肝に銘じるべきでしょう。
ベテラン塾講師で、新しいことに挑戦しなくてもいいやという気持ちになってしまい、体力の衰えと共に、急速に劣化していく人たちを何人も見てきました。子どもたちを挑戦させる、という仕事である以上、講師自らも挑戦者であるべきだと私は考えます。
