「母の日・前夜」は、Twitter「渋田隆之」でつぶやいています。よろしかったらどうぞ。基本的には、読者の皆さまが元気になるように!ということを思って頑張っています。Twitterは割とライトに、ブログは真面目にいこうと最初は決めたのですが、自分の中でも区別がよくついていません。2022年5月現在では、Twitterの方が短くて、ブログの方が長いものという単純なものとなっています!
ただし、国語塾の代表として子どもたちに記述を教えますので、良いものを書き続けようという強い気持ちで引き続き更新していきます。応援よろしくお願いいたします。
お釈迦さまの伝説
遠い昔、不幸にあった若い母親が、あまりの悲しさに正気を保てなくなってしまい、町をふらふらと彷徨っていました。そこで母親は、お釈迦様に出会います。母親は、すがる思いで苦しみから助けてくれることを望みます。それを聞いたお釈迦様は、母親に話しかけました。
「わかりました。私があなたを救ってあげましょう。しかし、その前に方々の家を訪ね、ケシの実をひとつかみ集めてきてください。ただ、1つ条件があります。ケシの実をもらうのは、その家に不幸や苦労が全くなかった家だけです」
母親は、さっそく言われたとおりに家を訪ね歩きました。しかし、不幸や苦労がない家は1件もなかったのです。母親は結局、1つのケシの実も集められないまま、お釈迦様のところに帰ってきました。しかし、その表情からは悲しみが消えていました。
つらいのは自分だけでないことがわかったからです。
大変なのは自分だけでない
偏差値80を超える生徒をお預かりしたことがあります。
結果として、受験した学校の全てに合格しましたが、その生徒の受験生活は順風満帆だったのでしょうか?
彼は、私との面談で3回泣きました。(毎学期、泣いたということです)
彼は、計り知れないプレッシャー(当然お前は合格するだろ、という目線)と戦っていたのです。
また、そのご家庭も同じだったと思います。
彼が第一志望に合格した2月3日、私は1回だけ泣きました。(他の生徒がいますので、数秒ですが)