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河童

芥川龍之介に「河童」という小説がある。

もちろん河童は空想上の動物だが、この小説では、妊娠した母河童が胎児の河童に向かって「お前はこの世に産まれて来たいか」と尋ねる。それに対して、「産まれて来たい」と答えれば産まれるが、「この世はあまり面白くなさそうだから遠慮しとく」と胎児が言うと、おなかがしぼんで、産まれてこなくなる。

これに従えば河童はこの世に自覚的に産まれてくるわけだが、人間はそうではない。だから、どこかで意識的に自分の人生を選んでいかなくてはならない。

せっかくの人生、積極的な選択を。

そして、積極的な選択をして頑張っている人には、必ず応援してくれる人が出てくる。

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