負けず嫌い
「悔し泣き」する生徒は、経験上、本気度が高い(高くなってきた)ため、しばらく経つと成績が伸びてきます。
将棋の谷川浩司一七世名人は、子供の頃に5歳上の兄とよく将棋を指し、負けると駒を噛んで悔しがったと言います。それも駒に歯形がつくほどの強さで、谷川家の将棋の駒はほとんど全てに歯形がついていたそうです。
現役最強の、藤井聡太名人はその谷川浩司一七世名人に指導対局を教わったことがありました。小学生の藤井さんが、形勢不利の局面で、「引き分けにしようか」と提案された瞬間、将棋盤に覆い被さって大泣きしたそうです。
泣くほど、本気なものがあることだけでも幸せかも知れません。