・子どもを叱ったあと、特に厳しく叱ったあとは、子どもの様子が気になるものです。叱った後でわだかまりが残ることがないように、アフターフォローをすることは大切ですが、それもタイミングを間違えると叱った効果が半減してしまいます。アフターフォローは叱った直後ではなく、子どもに反省する時間を与えたあとにしてこそ、叱った効果をあげることができるのです。
・子どもは叱られると、たいてい自分の部屋に行くなどして、叱った親と物理的距離をおこうとします。それは決して親の顔を見たくないとか、親の近くにいるのが嫌だということではなく、反省している姿を誰にも見られたくないという心理も働いているのです。
・本来、思考活動とは、孤独に行われる方が良いと言われます。子どもは、誰にもじゃまされない孤独な空間があってこそ、自分自身をじっくり見つめ、客観視することができるのです。そのことによって、より深い反省が期待できるというものです。
・「子どもにとって自分の部屋は、泣ける場所であってほしい。妙に深刻な意味での泣ける場所ではなくて、都合の悪いときや、かっこ悪い時に逃げ込める場所にしておいてやりたい」