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火星と金星

♂は、火星の記号から生まれました。

火星の赤い色が血を連想させることから、古代ローマ時代には火星は軍神「マルス」の星とされました。(火星は英語でマーズと呼びます)。この記号は、槍と盾を組み合わせたものになります。

男の子たちよ、元気にたくましくやりぬこう。そして、まずは自分に打ち勝とう。

♀は、金星の記号から生まれました。

金星は(明けの明星という言葉もありますが)、美しく輝く星ということで、古代ローマ時代には美の女神「ヴィーナス」の星とされていました。この記号は、ヴィーナスが手に鏡を持っている様子を表しています。

女の子たちよ、辛い時こそ笑顔を忘れずに。そして、美しくしなやかに。

生きている

□「わが子が生きているだけで幸せ」と考えることが、何よりの勇気づけ。

<あるお母さんは、小学生の女の子を小児がんで何か月か前に亡くしています。最期の日々の様子を話してくれたのですが、看病のために病院に行って、子どものベッドのそばに座り、子どもの口に手をかざして、息のぬくもりを感じとるのだそうです。それは別にハンドパワーで治そうとか、宗教的なことではなく、子どもが現に生きて、呼吸している証を確かめ、味わって「今日一日またこの子と、この世の中でこうしていっしょにいられる、ああよかった」と思いながら、お母さんは一日一日を送っていったのです。ところがある日、とうとう子どもは亡くなってしまいました。子どものぬくもりだけでいい、子どもからもらえるのは、それだけで良かったのですが、もうそれすらもありません。「学校へ行かないとか、少しぐらい万引きをしたとか、ちょっとぐらい帰りが遅いとか、それがそんなにつらいことでしょうか。私だったら、そんなことはどうでもいい。ただ、子どもが生きていて、私の手を息で温めてくれるだけでいいんです」と言うと、いままでつらい悩みを抱えて、「世界一不幸なお母さん」をやっていた人たちも、何も言えなくなってしまいました。>

□子どもが無口になっていたら、親子の関係がまずくなっていないか振り返る。

□「信頼」とは、子どもにだまされる覚悟でするもの。

□頼りない子どもほど、一人前として扱うことで勇気が生まれる。

□悠然と見てくれる大人がいれば、子どもは悪には染まらない。たとえひとりでも信頼できる大人が、子どもには絶対に必要。

shallow focus photography of yellow star lanterns
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