環境に。

地方で大学受験をすると、競い合う相手がいないことがハンデとなってしまうことがある。どうしても街の規模自体が小さいので、単純比例して優秀なライバルの数が少なくなってしまう。知り合いの予備校の先生は、地方で公開授業をする時には「見えないライバルと戦いなさい」という話をしている。さらに、「優秀な人間は環境に不満を言わない。俺はこんな田舎にいるんでということを嘆いてもしょうがない。そんな愚痴や不満を言っている間に、できることを黙々とやっていく人は、どこにいても成功できる人だ」とも付け加える。

私も九州の田舎出身なので、このあたりの感覚はよくわかる。首都圏で中学受験をできる環境にいることは、それだけでも機会に恵まれているということ。

さらに「優秀な人間は環境に不満を言わない」というのは、示唆に富む言葉。