ダブルバインドコミュニケーションとは、言葉では「あなたの好きなようにしなさい」と言いながらも「私を満足させるようにやりなさい」と本心をにじませるようにコミュニケーションのこと。いわゆる「表面的に優しい親」に多いパターンだ。それに対し、一昔前の俗にいう「頑固親父」は、良くも悪くも裏表のないシングルバインドなコミュニケーションをとっていた。
努力とは
「努力をしているのに結果が出ない」なあと悩んでいる人の中で、一番根が深いのは、、「努力をしていると自分では思い込んでいるけど、実はそれほどやってないじゃん」というタイプです。
そういう場合には、一日の終わりに「机の前にいた時間」」ではなく、「実際に解いたプリントの枚数や解いた問題数」「暗記や漢字練習などはノートの枚数」などで測ってみてはどうでしょうか?
前日と比べてみると、より頑張りが測れます。ダイエットするときに、一番大事なのは体重計に毎日乗ることです。2年ぐらい前から、企業で使われ始めた「見える化」の考え方です。もし、本当に「見える化」してみて、頑張っていることが客観的にもはかれたのなら、結果が出るのも時間の問題。自信をもってすすめていけば良いでしょう。
真剣勝負
インナーマッスルという言葉があります。
基礎体力という言葉でもよいかと思います。休みの日にはジムに通ってると、学生時代にスポーツを真剣にやった人は、年齢がいくつであっても「あの人はやってたな」感がオーラとして出ています。
同じことが、勉強にも当てはまります。
ある企業の方が、「中学入試、高校入試、大学入試のどこでもいいから、真剣に勉強した人は会社に入社してからも違う。机につく習慣とか、本を読む習慣は最低限つけて欲しい」とおっしゃっていました。
今、頑張っていることは将来につながります。
他塾模試
他塾主催の模試を受けるときの注意事項。
まずは、毎週のように他塾の模試を受けることで、消化不良をおこしてしまうこと。肝心な学習時間がどうしても削られるので、なかなか成績も上がらないという悪循環になることにもつながります。
次に、他塾の模試は、カリキュラムに差があるために偏差値が取りにくいというものもあります。合格判定模試は総合問題のように見えますが、厳密には回によって単元はここを出題するという計画がなされているものです。母集団も違う模試結果で、一喜一憂するのは精神的な健康にも良くありません。
占い師のところを訪れる人は何かの悩みを抱えている人が多いものです。そこで占い師が「あなたは何か悩みがありますね?」と声をかけたらほぼ当たってしまうものです。
同じように合格に不安があるから、模試をたくさん受けてみるというのは余り得策ではありません。弱点単元を発見するためとか、度胸をつけるためとかの本来の目的を忘れて、合格判定の結果がでて安心するために、良い判定が出るま「模擬試験のときの注意事項を1つだけ、子どもに伝えるとしたら先生は何がいいと思いますか」という相談を受けたことがあります。
ミスをしないとか、時間配分をしっかりするとか、休み時間には次の科目の準備をしようなど、その生徒によって違ってくる部分もあると思いますが、全員に頑張ってほしいのは、「時間ギリギリまで粘り続ける」ということです。模試監督をしている私学の先生に聞いてみたところ、最近では入試本番でも途中で諦める生徒が多くなっているとのこと。
45分~50分という長時間に頭をつかい続けるというのは、たしかに頭の持久力が必要で大変かも知れません。ただし、持久力が勝負を分ける部分もありますので、練習試合である模擬を通して鍛えていきたいものです。
なかなか家で勉強するときには、集中しつづけるというのは、困難でしょうから。
真剣勝負②
剣道の達人の方から「本物の刀で対戦すると、有段者が素人に勝つとは限らない」というお話を聞きました。竹刀を持って戦えば、有段者が100%勝てるのに、生きるか死ぬかという状況では、ともすれば素人が勝つこともある。これは、危機感が脳のパフォーマンスを最大限に引き上げることを示した例といえるでしょう。「窮鼠、猫を噛む」「火事場の馬鹿力」と言った言葉は、人間がこうした脳の反応を体験的に知っていたことからできたものだと考えれます。
まだまだ。