心理学“近くにある時の方がもやる気が出る。”
砂漠をさまよっている人に「100キロ先にオアシスがあるよ」というのと「あと3歩進んだらコップ半分の水をあげる」というのとでは、どちらがより強い励ましになるでしょうか?
もちろん後者です。人間は「遠くのご褒美より」より「もうちょっとで味わえるプチご褒美」のほうに魅力を感じます。
歴史上の人物
ある本にこんなことが書いてありました。
『織田信長や豊臣秀吉、徳川家康などというのは、その時代に頂点に登りつめた人たちです。歴史はその人たちのために書かれたといってもいいわけで、その実像など誰も知らないのです。誰かがつくりあげた人物像を、わかったような気分になって尊敬しないほうがいいと思います。』
歴史上の人物のイメージは、誰かの都合の良いようにつくりあげられている面があります。ヒトラーですら、素晴らしいと心から尊敬した人がたくさんいたのも事実ですから。
「坂本竜馬のような生き方をしたい!」と思うことはもちろん素晴らしいことです。でも一方では、「パーフェクトな人などこの世にはいないんだ」ということを理解していることも人生を豊かにするように感じます。