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真夏の怪談②

・秋は模試をたくさん受けることで現実を知り、メンタルがやられます。塾関係者には、「魔の9月」と言う人もいます。親子間も言い合いが多くなり、怒っても励ましても何をしてもダメという「一触即発モード」に突入するご家庭もあります。この時には、過去問の点数で怒られることが怖いあまりに、カンニング(解答をまる写しをする、採点を誤魔化すなど、やり方はたくさんあります)が発覚したりします。今までずるをしたことがなかったのに、保護者の方が驚いて「ズルをするなんて人として間違っている」「中学受験をしたせいで、この子の性格が曲がってしまった」など反応を示す方も出てくるのが、秋頃のことです。「誰もが通る道です。あまり大きな心配はされないでください」と塾でアドバイスされても「まさかうちの子が・・・」という動揺は隠せないものです。そして、精神面の不安やストレスから体調にも影響が出て、目標にしていた模試を受けられなかったり、受けたとしても散々な結果だったりということも出てきてしまいます。夏期講習は、模試や親や生徒の関心ごとの一つ(私は気にしすぎることの弊害を感じている方です)である「クラス移動」もないため、良い調子で頑張っているのが、急に失速したように見えるので、「魔」を感じるのも大袈裟ではありません。

じゃあ、どうすれば良いのの答えの一つとしてこのブログの存在があります。上記のようなことが起こりうると思っているのと、想定していない場合とではショックの大きさも違ってくると思います。そして、もう一つの答えは「思いっきり休む時は休む」です。「そんなことを言って、この一日休んだらどうなるの!!」と憤りを感じる方ほど、追い込まれているピンチの状態だとお考えいただけると幸いです。今まで数年かけて積み上げてきた学力は簡単になくなることはありませんが、一度崩れた親子関係は立て直すことができない可能性はゼロではありません。

夏の怪談、第二弾でした。

このブログの使い方のもうひとつは、第一弾を参照ください。

sunflower during sunset
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