背中で教える
口で言っても伝わらないときは、自分の背中がどう相手にうつっているか?を考えたい。
□大人は噂話やカゲ口をいうのがふつうになっているかもしれないが、子どもは純粋だということを忘れてはならない。親が偏見を口にしたり、無神経な発言をしていたら、子どもの価値観に大きな影響を与えるのは当然。
□親ができない努力を子どもに要求しても、子どもには届かない。誠実に生き、努力を惜しまない親の姿を子どもに見せ、言行一致で子どもを教育することは、親となった人の基本と心得るべき。
□ごく普通の家庭から優秀な子どもが育つと、「トンビがタカを産んだ」などといわれるが、その親は周りからトンビに見えていただけで、本質はタカだったというケースが大半ではないか。
□子どもをプラス思考で明るい性格に育てたければ、まず親がそうあるべき。
□「あきらめずに最後までやる」という精神力は仕事能力の一流と二流を決める分水嶺。
□「途中でやめさせなかった親」に感謝している子どもが、ことのほか多い。
過保護と過干渉の間
冷静と情熱のあいだ、という本がはやった時期もありました。
□過保護と育児放棄のあいだの絶妙のバランスを保つことが親の腕の見せ所。
□親が子どもの身の回りの仕事をすべてやってしまうと、そのときは段取りよく物事が解決しても、長期的には子どもをダメにしてしまう。
□過保護の最大の問題は、失敗を通じて学ぶ機会を子どもから奪っている点。
□たくさん失敗を経験することで、思うようにいかないことに対する対処法や乗り越え方を学ぶことが出来る。
□「地頭」や「主体性」や「積極性」の育みを、親の過保護・過干渉が阻んでいる。
□子どもが「同調圧力」に負けない子育てをする。「他人と違うことを恐れるな」と教えること。