勝負の世界では、結局のところ「勝利した方が強い」ということになる。そして、自然界では「生き残った方が強い」ということなのだ。力は弱くても知恵を駆使して生き残ることも強さのうちだろうし、環境に対して適応していくことも強さとなるだろう。
「月刊私塾界」という業界誌に取材を受けた。都心よりも大きく少子化の影響があるなか、全国で長く塾を経営されている教育関係者を尊敬するという趣旨の話をさせていただいた。東京では比較的若い(経験の浅い)人が中学受験の塾を経営している。その中で優秀な方もいると思うが、全国レベルで通用するかどうかは率直に疑問に感じている。
中学入試では直前に個人塾や家庭教師を駆け込みで頼まれることもあると思うが、優秀な講師のコマが秋まで残っていることはまずない。一部、お金儲けではなく純粋に教育にこだわる方もいるが、広報活動をしていないので、口コミ経由なしで見つかることもない。慌てて経歴も確かめずに、新規の授業をお願いするよりは、今お通いの塾の先生をしっかり活用するか、良い教材を購入した方が無難だと思う。
