・父親が算数を教えてしまうと良くないのは、親子喧嘩の末、「うちの子には才能(センス)がないのではないか?」という見当はずれの内容になってしまうこと。
・理科や社会と違って、算数(国語)も伸びるのには時間がかかる。例えば、「速さ」を克服しようとした時には、約数や倍数の知識、比の理解、線分図の書き方などが分かっていないと無理。塾に途中から入学した生徒が苦しむ理由でもある。
・公教育でも教師の成り手がない中、大手塾でも講師を採用し研修することが困難になってきている。最上位クラス以外は、派遣講師が担当していたり、室長の力量が足りない教場は、クラス崩壊しているところもある。大手塾に送り出しているから、ちゃんと授業を聞いているだろうは甘いかもしれない。
・算数で何度言っても、最後まで我流を貫き通す生徒で成功事例は少ない。
・字を丁寧に書かないのは、結局は謙虚ではないから。
・裏技みたいなものを得意げに教える講師には要注意。一講師レベルに、○○流が存在するはずはない。その手の裏技は、「その問題については鮮やかに解けるのだけど、汎用性がなく他の問題については応用が効かないもの」に過ぎない。
・算盤には、分数と逆算がないので公文式の方が、中学入試との相関は強い。
・計算は速さと正確さ。そしてスマートさも求められる。工夫するべきところは工夫をし、筆算が省略できるところは省略する。
・算数にも暗記分野がある。小5までに身につけておきたい。小数と分数の換算(0.125関係)。20までの平方数、3.14の倍数、100未満の素数など。