・算数が苦手な子は一つの問題にダラダラ時間をかけがちです。図も式も書かずに、問題と睨めっこしているようなら、それは解き方そのものが理解されていないということです。途中式も含めて、鉛筆が全く動かない状況で「自分で考えなさい」と伝えても、解けないものは解けません。時間ばかりが経過してしまい、他教科にも影響が出たりします。少なくとも、一問につきかけていい時間は「20分」などと制限時間を決めると良いでしょう。全く手がでない場合は、解説を見ても良いですし、その単元(分野)の基礎に戻ることや同じ単元を習った数ヶ月前のテキストを読み直すようにした方が、実は近道だったりします。「急がば回れ」は算数の学習のキーワードだと思います。
ただし、自分で「できななかったところに戻って自分で復習」というのは、なかなかできるものでもありませんので、最初は大人が「このテキストのこのページが同じ内容じゃない」と一緒にやり方を確認してあげるようにするとスムーズだと思います。