SNSやオンラインゲームの過激な表現に影響を受ける子どもたち
スマホやオンラインゲーム機を持つ子どもの割合が増えています。また、親御さんのスマホや家のテレビでYouTubeを見る子ども、YouTubeでもショート動画やTikTokやInstagramを見たりする子どもも増えています。 その状況に対応して、年齢制限のあるものも増えています。
・小学生に大人気のオンラインゲーム「フォートナイト」の使用は、2021年から対象年齢が15歳以上になっています。
・LINEの使用推奨年齢は、2019年から12歳以上になっています。
・TikTokやInstagramの使用推奨年齢は13歳以上になっています。
それでも、SNSやオンラインゲームで過激な表現の影響を受け、「うざい」「きもい」「きしょい」などの言葉遣いや卑猥な言葉を使う子どもが、年々増えています。深刻なのは、喧嘩や反抗・反発のときに感情的になって言ってしまうのでなく、口癖のようになってしまっている子どもです。例えば、テストの点数が友だちより低かったとき、ジャンケンで負けたときなどに、「うざ」「きも」と言うのです。これらの暴言は、「死ね」「消えろ」ほど強烈ではありませんが、言う子ども・言われる子どもだけでなく、まわりにいる子どもたちを嫌な気持ちにします。
正しい日本語、美しい言葉に触れるという国語科の役目は、大きくなっていることと思います。
