青山学院教授・住吉雅美さんの講演で、心に留まったものです。
アルベルト・アインシュタインは、「常識は偏見のコレクションである」と言っています。
この言葉が示しているのは、18歳くらいまで身につけた「常識」は大体「偏見」であるということです。ここでいう常識には、習慣や規則、法律なども含まれますが、中には、それを守っていると得するどころか害になるものもあります。
ミシェル・フーコーという哲学者は、私たちがこうした常識を内面化し、適合しようとすることの危険性を指摘しました。常識を疑うことをしないと、自分で自分を不自由にし、「牢獄(フーコーは監獄と呼びました)に閉じ込めてしまうことになってしまうのです。
今、常識だと思い込んでいることで悩んでいることなどないか考えたいと思います。