石川町駅中華街口から徒歩30秒
中学受験国語専門塾です

自分の名前

3時間半に渡る長編映画の「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」をみてきました。
ニューヨーク公共図書館は、19世紀初頭のボザール様式で知られる本館と92の分館からなる世界最大級の図書館です。図書館に誇りと愛情を持って働く司書の方々だけでなく、ボランティアの姿などがリアリティもって描かれています。

圧巻だったのは、予算をいかに確保するのかなど、連日繰り返される幹部の会議の様子。デジタル革命にいかに対応するのか、ベストセラーを買って貸出数を増やすのが良いのか、それとも貴重な資料となる本を残すのか?白熱の議論の様子を見ると、会議は日本人の一番苦手とするところではないかと感じました。(映画「アムステルダム国立美術館」をみた時も同じ感想でした)

図書館は、街の中心であるべきだと思います。
ニューヨークでは、パソコン教室など雇用確保のための活動も盛んに行われています。

「学校の中心も図書館である」と説明会で言われる学校さんもたくさんありますし、私もその通りだと思います。学校見学の時に、「生徒さんは何冊ぐらい本を読まれていますか」「図書館にどんな工夫をされていますか」と質問されると、色々なことが見えてくると思います。


宮崎駿さんの言葉

□今の若者たちに対して一つだけ安心しているのは、彼らが戦争では一番役に立たないタイプの人間だという事です。

□他人に迷惑をかけないなんてくだらないことを誰が言ったのか知らないんですけれども、人間はいるだけでお互いに迷惑なんです。お互いに迷惑をかけあって生きているんだというふうに認識すべきだってぼくは思う。

□面白いものはこの世界にいっぱいある。キレイなものや、まだ出あってないかもしれないけれど、いいこともいっぱいある。それを子どもたちに伝えたい。ただそれだけですね。映画の中じゃない。映画の向こうにいっぱいあるんです。

□自分で、すぐ自分を許せる人間は大した仕事をやらない。

受験生たちへ、私がおススメしたい言葉は、映画「千と千尋の神隠し」に登場する「銭婆」のことば。

<自分の名前を大事にね>

woman in white hoodie
Photo by 任力 on Pexels.com